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レオパレス施行物件が買手市場に
出ましたね。レオパレスさんの決算発表★
ご存知の通り、レオパレスさん建築の物件が施工不良問題でオーナー様さん、入居者さんに大きな「悪」イメージが付きましたね。
私個人はレオパレスさんのビジネスモデルは大変すばらしく思っています。
月極で物件を賃貸してくれるとか、今のエアビや民泊の先駆けですよね。
家具家電もついて、もちろん通常賃貸より割高ですが、私たち不動産業者からすると唯一無二の存在企業でした。
しかし、今回、施工不良問題で世間に大きく取り上げられイメージダウンを避けられない状態になり、物件自体の売却情報が出回り、全国のレオパレス物件情報を見ました。
もちろん、高利回り物件もありました。
買う?
買わない?
もちろん買わないです(笑)
立地的にGOODなエリアもありましたが、総合的にリスクが大きいと判断して、弊社オーナー様にはご紹介はしなかったですね。
さて、決算情報ですが、
2021年3月決算(連結)
- 売上高 4,089億円
- 営業利益 ▲291億円
- 最終利益 ▲236億円
- (前年最終利益 ▲802億円)
前年度よりは赤字額は小さくなりました。
コロナ禍で転勤の数も減り、若干は売り上げ減少を加速したかもしれませんが、一番はやはり、施工不良問題でしょう。
レオパレス21再建プラン
これからどうなるのか?
私たち賃貸業者からすると非常に気になるところですが、
- 米投資会社から増資や融資:合計572億円の資金調達
- 1,000人規模の希望退職者募集
- 不要固定資産の整理 等
正直、これだけでは再建は厳しいのかと、感じましたね。
支出を減少することはできますが、売上をアップさせる要因が中々見つからない。
思い切って、ビジネスモデルを「民泊」や「日貸し」や「短期貸し」などに振り切った大改革が必要かと思われます。
どうしてもオーナーさんや入居者さんのイメージが悪く、不動産業者も、進んでお客様にご紹介ができないですね。
レオパレス21の今後の問題点
色々と情報はあがっていますが、
まとめると、
- 施工不良物件の建築により、オーナーの信頼ゼロ→新規受注が困難
- 賃料(借り上げ)の値下げ交渉→既存オーナーも経営圧迫
- 一方的な借り上げ打ち切り→不信感MaX
- 騒音トラブル→これは昔から多いクレーム
- ネット回線が遅い→今、インターネットは重要です
逆に言えば、上記の内容を改善できれば、またV字回復してくれそうですが、拡散されたネット情報は中々消えないでしょう。
私個人としては、本当にV字回復を願ってます。