この記事は「洗濯機を設置するときに、防水パンって必要なの?でも、無い場合はどうしたらいいの?」というような方向けに書いています。
この記事を読むことで安心して、防水パンに必要性を知ることができ設置するかどうかを判断するできることができます。
私はこの岡山エリアで10年間以上、不動産業に従事しています。
現在は、
「賃貸管理・仲介」「売買買取・仲介」「テナント誘致」
「定期借地」「リフォーム・リノベーション」
「講師業(宅建)」「不動産コンサル(資産活用)」、
岡山・大阪を中心に「不動産投資」を行っています★
★CPM(米国公認不動産管理士)が在籍する不動産屋★
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「借りたい」
「売りたい」「貸したい」
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私たちは不動産をロジカルな視点から
お客様それぞれの「想い」にお応えします。
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目次
洗濯機用防水パンとは?
家を販売するとき、賃貸住宅の案内時など、様々な場面で、質問されるので、記事にしてみました。笑
皆さんの、ご自宅には防水パンはありますか?
そもそ防水パンとはこんなの。
正式名称は「洗濯機用防水パン」っていうらしいです。
※今後は防水パンと記述
洗濯機用防水パンは必須なのか?
賃貸住宅・建売住宅で内見した際、契約する前、入居した後、気づくタイミングはそれぞれですが、
「洗濯機の置く、器みたいなのがないんですが・・・・」
と、いう質問があります。
この質問をされる人は、防水パンがあって当たり前、という方です。
無いことが非常に違和感を感じており、質問される方の中には、「取り付けてくれるんですよね?」と、平然とした顔で要望があります。
結論としては、「別に、付いていなくても問題ない」です。
※2階以上に洗濯機置場がある方は、ほぼ99%の確率で防水パンが設置されています。
防水パンが無い理由
では何故、防水パンが無い物件があるのか?
理由は様々です。
理由1:取り付け費用の削減
コストの問題かい!!
ってなるかもしれませんが、賃貸住宅や建売住宅を建築する際に、コストを削るために、あらゆる設備を抑えて建築しています。
そもそも、洗濯機置場が1階の場合は、
「防水パンがあった方がいいけど、無くても問題ない!」
という観点で設置していない物件があります。
もちろん、追加で設置することはできます。
一番コストを抑えるためにはAmazonや楽天で防水パンを購入して、自分で取り付けるor知り合いの業者に取付だけ行ってもらう、ことが良いでしょう。
理由2:排水の場所
賃貸の場合に多いのですが、洗濯機置場の場所って非常に限られたスペースにありますよね?
そのため、仮に防水パンを設置してしまうと、排水の場所が決まっており、排水の位置が限定され、自分で持ち込んだ洗濯機置場の排水ホースが接続できないケースが発生します。
それだったら、元々防水パンを設置しない方がいいんじゃない?という話になり、防水パンが設置されていない場合があります。
高さを上げたら、排水が設置できるという方には、高さ調節できる防水パンもあります。
理由3:洗濯機の大型化
昔は縦型洗濯機の一択でしたが、近年はドラム型洗濯機が増え、サイズの大きい洗濯機を選択する方が増えました。
そのため、元々設置されている防水パンに収まらない事案が発生し、大きい防水パンに貸主・売主が交換するケースもありました。
しかし、契約の前には必ず、「冷蔵庫・洗濯機・家電を搬入するサイズは事前に確認してください」と注意喚起するのですが、実際にはトラブルになるケースもあります。その費用も時間もムダという判断で防水パンは設置されていないこともあります。
理由4:掃除
防水パンの間って、必ず隙間が出来ます。
その隙間に、何故かゴミが溜まりますよね?
- 埃(ほこり)
- 髪の毛
- ゴミ
いつの間に、こんな汚くなったの?と。
しかも、その隙間って、かなり掃除がしずらい。
というか、埃・髪の毛・ゴミが完全にとれないので、かなりイライラします。
そんなイライラ解消をするために、そもそも防水パンを設置しないケースがあります。
ま、掃除したらいいんですどねwww
そもそも隙間をつくらないことも大切!
理由5:保険対応
これはちょっとグレーですが、賃貸も持ち家も、火災保家(家財保家)に加入していると思われます。
仮に、洗濯排水が漏れて、下の階orその他、水害が発生した場合は保険で対応できるから問題ない!というケースもまれにあります。
もしかしたら、車の保険みたいに等級が上がるわけではないから、何度も火災保険を使って保険会社から保険金を請求することができるかもしれませんが、決してこのような悪用はしないようにお願いします。
あくまで保険は万が一のために利用しましょう。
※洗濯機の排水はそこまで汚くないので、まずは、落ち着いて状況を把握してください。
- その水がそのぐらいの量があふれているか?
- 壁の隙間に水が到達しているか?
- 廊下や下の階に被害はないか?
- 対応してくれる人に連絡するべきか?(不動産会社や保険会社)
まとめ
いかがだったでしょうか?
防水パンは「下の階に洗濯機の排水が漏れないようにするための器」
なので、1階の場合は、地下が無い限り防水パンを設置していない物件も多いです。
防水パンは後付け可能です。
コストはかかりますが、ケースバイケースでご判断をお願いします。