私の実家は都市ガスで、今年の4月に自由化の一歩を踏み出しました。
まだ、どこの都市ガスにしようか悩み中ですが、ACNのガスビジネスが始まる予定なので、実家はとりあえず切替は保留になりました。
ちなみに、今住んでいる場所は、「プロパンガス」なので、とうの昔に自由化とゆうか、最初から、プロパンガス会社の変更が当たり前の状態でした。
目次
なぜ、こんなに、プロパンガス業者が薄利多売市場になったのか
それは、
インフラ業界で、
- 市場を独占するシステムがない
- 差別化することができない
が、挙げられるのではないでしょうか。
そもそも、プロパンガス業界ってどのような商品サービスがあるのか、ご存知ですか?
例えば、
マンションオーナーがプロパンガスA社を利用していたところ、プロパンガスB社が「うちに切り替えてもらえませんか?」という、切り込み方をします。
もちろん切替メリットを説明します。
①入居者のガス料金単価を、今、使っているプロパンガス単価より安くします
②設備を無償提供します(エアコン、TVモニターフォン、その他電化商品など)
③そのほか、金銭を渡している?!
この、3つのお決まり文句で、マンション・アパートのオーナー様が切替に応じます。
え?そんなことが水面下で行われているの?と思うかもしれませんが、これも、入居者様のことを思って行っていることなのです。
ガス単価が安くなるのだったら、ええ話だと思いませんか?
ここでお気づきの方は、冒頭の疑問文の意味がわかるかもしれませんね。
切り替え続けられることでどんどん利益が薄くなる
そうです、もし、プロパンガスB社に切り替えたとしても、次にプロパンガスC社が切替提案を行ったら、同じ①②③が行われ、しかも、②に限ってはBが新しく提供して、「設備」の残存期間分を買い取りしなければならなく、不可がCにかかってくるということです。
③はA→B→Cというように、ガス単価が下がり、後発になればなるほど、利益が薄くなり、
これが、「薄利多売」の一番の要因になっています。
基本的に、商品自体、マネすることは非常に容易で、どのプロパンガス会社も似たり寄ったりの設備内容で、最近なっては、インターネットwifi設備も提供するガス会社さんも現れてきました。
また、今年から、ガス単価を「インターネットで表示」or「店頭にて表示」が義務付けられ、ますます、プロパンガス会社の風当たりは厳しくなってきました。
昔のように、インフラ設備を持っている会社が強い!と言われていた時代は終わりました。
今は、時代に合った、商品作りがキーポイントです!
- 時代に変化できる企業。
- 求められているモノを提供できる企業。
プロパンガス会社が生き残るスベは何でしょうね・・・。