この記事は「賃貸マンション・アパートの家電付き物件を借りようと思っている」というような方向けに書いています。
この記事を読むことで、家電セットのメリット・デメリットを理解でき、正しい判断ができるようになります。
私はこの岡山エリアで10年間以上、不動産業に従事しています。
現在は、
「賃貸管理・仲介」「売買買取・仲介」「テナント誘致」
「定期借地」「リフォーム・リノベーション」
「講師業(宅建)」「不動産コンサル(資産活用)」、
岡山・大阪を中心に「不動産投資」を行っています
★CPM(米国公認不動産管理士)が在籍する不動産屋★
「買いたい」
「借りたい」
「売りたい」「貸したい」
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私たちは不動産をロジカルな視点から
お客様それぞれの「想い」にお応えします。
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目次
家電が付いてる賃貸物件は、絶対選ぶな!!
私たち不動産屋は、日々こんなやり取りしています。
不動産屋(不):「いらっしゃいませ、今日はどんな賃貸物件をお探しですか?」
お客様(客):「家具家電一式がセットになっている物件ってありますか?」
(不):ありますよ~、物件は限られますが大丈夫ですか?
(客):はい、ちなみにどんな物件なんですか?
(不):レオ○レスさんになりますね。
(客):何か問題でもあるのですか?
(不):騒音問題と、会社存続、ですね。
(客):・・・・。
このやり取り、結構多いので、定型文化したいです(笑)
改めてですが、家具・家電セットになっている賃貸物件需要は少なからずあります。
転勤や、ずぼらな方・・・。ぐらいですね(笑)
家具・家電付き賃貸物件とは
家具・家電付きの賃貸物件は下記のような備え付けの家具家電があります。
- ベッド
- テレビ
- エアコン
- コンロ
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- カーテン
- テーブル
しかし、家電や家具が家賃に含まれているということになるので、家賃は若干割高に設定されていることが多いです。
私たち、不動産業者からすると、物件の選択肢が狭まるので、ありがたいお客様なのですが、私は先述で述べたレオ○レスさんを率先してご紹介はしません。
別にレオ○レスさんが悪いわけではありません。
「家電付き物件」が悪いわけではないのですが、メリットとデメリットがあり、この場合、デメリットが大きすぎるので、あまり乗り気ではないです。
今回は「家電付き物件」のメリデメをお伝えし、今回はデメリットからお伝えします。
だって、デメリットが多いから(笑)
理由も含めてお伝えしますので、お得に一人暮らしが送れればよいかと思います。
家電付き物件のデメリット
1:家賃の割高
なんといっても、賃料が高いことですね。
もちろん、ハイスペックな家電が使えるなら問題ないのですが、いたって普通というか、最低ランクの家電がついているだけです。
たいだい家電分が+0.3万円~0.5万円 / 月になります。
2:何年たっても「家電」は所有物にならない。
「家電は賃料に含む」とされ、これがいわゆる「家電付き物件」となります。
仮にですが、1K、賃料5.0万円の場合元々の賃料はだいたい4.7万円
毎月0.3万円を追加で支払い、1年で3.6万円、2年で7.2万円
だいたいこの家電は7万円前後、2年以内に引っ越しする予定の方はお得となる計算になります。
もし引っ越しても、今度も「家電付き物件」を選ぶなら問題ないのですが、そんな物件は限られていますし選択肢が狭まります。
そのループから脱却するために、どこかのタイミングで家電を買わなければなりません。
一人暮らしの方で、「最低水準の家電でいいんだ!」という方は、先出しの出費にはなりますが、先に購入したほうが断然お得です!
特に、スペックより価格重視という方は、下記のセットを購入し、家電「無し」の賃貸物件に引っ越ししましょう。
買い替えたい場合は、メルカリやジモティーで売ったらいいだけです。
家具家電を持ってない方におすすめの家電セット
家電4点セット
こちらは、コスパ最強家電4点セットになります。
- 冷蔵庫86L
- 洗濯機5.5kg
- 単機能レンジ
- テレビ32インチ
必要最低限の家電のみで価格がとにかく安い!
初めての一人暮らしなら、このセットで十分ですね。
家電5点セット
テレビを見ない方ならこのセットがおすすめです。
となみにこちらの商品はホワイトベースかつシンプルかつ自炊セットが備わっているため、女性から人気のセットになっています!
- 洗濯機 4.5㎏
- 冷蔵庫 90L
- 電子レンジ 17L
- 炊飯器 3合
- スティッククリーナー(軽量)
家電7点セット
こちらは黒(ブラック)ベースの商品ラインナップです
オシャレな家電を好まれる方はこのセットがおすすめです。
※初めての一人暮らしって「おしゃれ」したいですよね?(笑)
- 冷蔵庫86L
- 洗濯機3.8kg
- 家電収納ラック
- オーブンレンジ
- 炊飯器
- トースター
- 電気ケトル
3:契約によっては、壊れたら実費負担or撤去
都心部にあった事例ですが、家電セットの賃料設定ですが、その家電はあくまでプレゼント品なので、故障や処分の費用は借主負担といった賃貸借契約書の文言がありました。
賃料は高いし、家電壊れたら、撤去費用払って、自腹で新しい家電を購入しなければならない、といったトリプルパンチの出費も考えられます。
もう、デメリットしかないですね(笑)
4:部屋に内装に合わない家電の場合が多い
簡単に言えば、ダサい家電を家電付き物件に使用している場合が多いので、基本的に部屋のデザインに合わないです。
オシャレにしたい人ほど電気ケトル、合わないです(笑)
家電付き物件のメリット
1:身軽
所有物を持たない生活、いわゆる「ミニマリスト」がいっとき流行りました。
モノの無い生活はすっきりして、いつでもどこでも移動や拠点変更ができることが最大のメリットでしょうね。
2:引っ越しが楽になる&初期費用が安くなる
家電がない分、引っ越し費用が安くなるし、引っ越しを容易に考えられるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
個人的な主観もありますが、家電付き物件に引っ越しするくらいなら、自分の好きな家電や、セット家電を先に購入して、徐々にグレードアップしていく方が、将来的にコスパは良いと思っています。
いきなり、家電を一式そろえたら厳しいかもしれませんが、まずは安価なセット品を購入して、収入に見合った家電を購入することをお勧めします。