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はじめに|その空き家、本当に“負動産”ですか?
放置された不動産=負動産(ふどうさん)
そう思い込んでいませんか?
- 「築年数が古い」
- 「相続したけど使い道がない」
- 「売れない、貸せない、動かせない」
そう悩む人は、いま日本全国に数百万人以上いるとも言われています。
でも、それは本当に「負の資産」なのでしょうか?
結論から言うと――
👉 あなたが“価値がない”と思っているその不動産に、実は“次の価値(次価値)”が眠っているかもしれません。
この記事では、そんな「放置されていた不動産」が収益を生み出す不動産に変わった25の実例を、ストーリー仕立てで紹介していきます。
再生①:築45年の空き家 → 月極駐車場で月3万円収入

✅ 放置状態
相続で取得した築45年の空き家。老朽化も進み、雨漏りもひどく、誰も住む予定はなし。
5年間、固定資産税を払うだけの状態に…。
🛠 再生ストーリー
「もう家としては使えない」と判断し、建物を解体。
近隣に月極駐車場が少ない地域だったため、3台分の駐車スペースを整備。
区画線を引き、看板を出しただけで、2ヶ月以内に満車に。
💰 成果
- 解体費用:約120万円(自治体補助金20万円あり)
- 駐車場整備:約20万円
- 月収:5万円(年間60万円)
- 約2年で投資回収+その後は“純利益”!
🔑 ポイント
古家解体はマイナスではない!
土地の“活用目的”さえ見極めれば、次の価値が生まれます。
再生②:空室ワンルーム → DIY+Instagramで入居決定

✅ 放置状態
地方都市のワンルーム。駅徒歩圏でもなく、築30年超。
1年半空室が続き、家賃も下げきって反響ゼロ。
🛠 再生ストーリー
家賃は据え置きのまま、DIYで“デザインクロス”を貼付。
さらに、若者に人気の【くすみカラー+間接照明】で“映える部屋”にチェンジ。
Instagramに写真投稿したところ、内見予約が3件即入。そのうち1人が即決。
💰 成果
- DIY費用:約2万円(クロス+工具含む)
- 投稿から5日で成約
- 家賃:3.8万円 → 据え置きで即契約
- 成約後も「オシャレ部屋」として話題に
🔑 ポイント
「賃貸は安くする」だけが解じゃない!
ターゲットに刺されば、価値は自分で創れる。
再生③:入居ゼロのアパート → モデルルーム化で満室

✅ 放置状態
全4戸の築30年アパート。半年以上、全室空室という深刻な状態。
弊社が依頼を受けたときは、大家さんも半ば諦めムード…。
🛠 再生ストーリー
1室だけ徹底的に“モデルルーム化”。
家具付き・照明付き・生活感ある雑貨も配置。
写真撮影してポータルサイトにアップすると、案内希望者が激増。
1ヶ月以内に2件内見 → 2件成約 → 3ヶ月以内に満室へ!
💰 成果
- モデルルーム設営:約8万円(ニトリ+無印良品)
- 満室達成で家賃収入:約月16万円 → 年間192万円
- 半年間の空室損失が一気に回収
🔑 ポイント
「全部を変える」のではなく、「見せ方を変える」ことで一気に価値が逆転する。
再生④:山林付き農家住宅 → ドッグラン付き貸家に!

✅ 放置状態
山間部にある、広すぎる古民家+山林100坪。
誰も住めず、草刈り費用だけが年3万円…。
🛠 再生ストーリー
発想を逆転!
「犬を放せる庭」として、裏山の一部を“ドッグラン”に造成。
住宅も必要最低限だけリフォームし、「ペット可一戸建て」として広告。
なんと、ペット愛好家のファミリーが見学当日に即決。
💰 成果
- 改修費:約70万円(DIY+外構工事含む)
- 月額賃料:6.8万円/月(年間81.6万円)
- 「ドッグラン付き」の希少性が最大の武器に
🔑 ポイント
“不便”が“武器”になることもある。
地域性や特定ニーズにハマれば、唯一無二の価値が生まれる。
再生⑤:5年放置の自宅 → 定期借家で月8万円+帰宅可能

✅ 放置状態
転勤で引っ越し、自宅をそのまま5年間放置。
掃除は年1回帰省時のみ、固定資産税と維持費が重荷に…。
🛠 再生ストーリー
「戻る予定もあるから貸せない」と思っていたが、
定期借家契約(3年)+法人契約で短期貸し出しという選択肢を提案。
家財も一部残したままOKで、貸出スタート。
💰 成果
- 準備コスト:クリーニング約8万円のみ
- 月額:8万円/月(年間96万円)
- 3年後には「戻る or 更新」も自由
🔑 ポイント
“貸す=手放す”ではない!
期間付きの賃貸なら、未来の自由も残せる。
再生⑥:古い家+崩れた塀 → 月12万円の賃貸収入!

✅ 放置状態
築40年以上の木造住宅。
玄関前のブロック塀が崩れて倒壊寸前、人目も悪く、案内すら難しい状態。
買い手も借り手もつかず、2年放置…。
🛠 再生ストーリー
思い切って解体+軽量鉄骨造でリフォーム。
外観を現代風に整え、「テナント兼住居(SOHO可)」というニーズに転換。
写真と条件を整えて掲載すると、なんと美容サロンを開きたい女性が即内見 → 契約!
💰 成果
- 解体・改修費:約380万円(リフォームローン利用)
- 月額賃料:12万円/月(年間144万円)
- 投資回収見込:約3年で元が取れる見込み
🔑 ポイント
“古い”を理由に止まらない。
再生+用途転換で、「空室」→「収益不動産」へ生まれ変わる。
再生⑦:雨漏り空き家 → 軽リフォームで売却成功✨

✅ 放置状態
親が他界し相続した空き家。
天井からの雨漏りあり、床もたわみが発生…
「こんなの売れない」と誰も手を出さない状況。
🛠 再生ストーリー
売却のための最低限リフォーム(雨漏り・床・水回り)+DIYで仕上げ。
「リノベ素材」として、自分で手を加えたい若い購入層にアプローチ。
掲載1ヶ月で、DIY好き夫婦が購入申込!
💰 成果
- 改修費:約60万円(うち半分は自力DIY)
- 売却価格:730万円 → 手残り約670万円
- 相続登記など含めてスムーズに現金化完了
🔑 ポイント
売るなら、“見た目”は大事。
最小コストでも「手を加えた感」は信頼につながる。
まとめ
いかがだったでしょうか?
不動産は唯一無二。
同じ手法はあっても、需要と供給にあった不動産を創り出す必要があります。
次回は【パート2】ダブル収益が得られた事例を紹介しますね。
お楽しみに!。