目次
はじめに
岡山市南区は、岡山市内でも特に“地域ごとの差”が顕著に現れたエリアです。2025年の地価公示では、
- 交通利便性の高い区画では地価が上昇
- 駅から遠く高齢化が進むエリアでは下落
というように、「二極化」が進んだ結果となりました。
この記事では、
- 地価が上昇したエリアとその背景
- 地価が下落したエリアの傾向
- 今後の注目エリアや開発動向
をわかりやすく解説していきます。
南区の地価動向:上昇と下落が混在する“分かれ道”
📊 南区の地価変動内訳(約20地点)
状態 | 件数(目安) | 特徴 |
---|---|---|
上昇 | 約11地点 | 駅近・バス便良好・都市近郊型住宅地 |
横ばい | 約3地点 | 地域密着型住宅地・高齢化進行エリア |
下落 | 約6地点 | 郊外・バス不便・空き家が増加傾向 |
上昇エリア:利便性の高さが価格を支える
以下のエリアでは+3〜+5.6%の上昇が見られました:
泉田・新保
岡山駅から車で20分程度。通勤圏として人気。
あけぼの町・浜野
スーパー・病院・バスアクセス良好で生活利便性が高い。
妹尾(中心部)
妹尾駅周辺の再整備と、戸建て需要の回復が見られる。
📌 共通点:市街地アクセス+商業・医療施設の整備が進むエリア
下落エリア:郊外・バス不便・空き家が増加
以下の地点では、-0.9%〜-2.4%の下落が確認されました:
郡・浦安・飽浦・彦崎
岡山市中心部から遠く、鉄道駅がなくバス便依存
藤田・古新田・西七区
農地と住宅が混在し、インフラ整備が不十分
共通の課題
- 若年層の流出
- 空き家の放置
- 日常の交通アクセスの不便さ
⚠ 地価下落=投資NGではなく、“改善の余地がある”地域とも言えます。
横ばいエリア:地域密着・成熟住宅地
- 芳泉・泉田2丁目・植松など
- 価格は大きく動かないが、住み替え需要が継続して存在
- 地価が動かなくても「資産価値は維持されている」エリア
📌 バランスがとれた生活環境が長く支持されています。
南区の地価動向を左右する要因
上昇要因
- 岡山駅からのアクセス性(車・バス)
- 区画整理/戸建て開発の活性化
- 周辺スーパー・病院など生活施設の充実
下落要因
- 駅からの距離・バス本数の少なさ
- 高齢化と世帯数減少
- 再開発計画の欠如
🚩 地価変動は「利便性×人口×インフラ整備」で大きく左右されます。
今後の注目ポイント

- 泉田エリアの分譲地供給
- 新保地区のマンション建設計画
- 妹尾駅周辺の再整備(道路+商業施設)
Googleマップで見る地価変動マップ(2025年版)
📍 スマホでもPCでも使える!
凡例:
- 🟢 上昇(+0.1%以上)
- 🔴 下落(-0.1%以下)
- ⚪ 横ばい(±0.0%)
URLでも共有できます:うまく表示されないときは下記URLから 👉 https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1_YkLPIJPlh0-YEYDajYk8cOQHiWyGkw&usp=sharing
まとめ:南区は“二極化”の先に新たな価値が見える
岡山市南区は、今まさに地価の再編が進んでいるエリアです。
- 岡山駅に近い利便性の高いエリア → 今後も安定上昇傾向
- 鉄道・バスアクセスが弱い郊外 → 行政の整備により反転も期待
📌 地価が安い=リスクではなく、“伸びしろ”と捉えることで可能性が広がります。
将来性を見据えた土地活用や移住先選びのヒントとして、ぜひこの記事を参考にしてください。
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