この記事は「賃貸マンション・アパート、店舗、テナントの【騒音】トラブルを解決したい。」というような方向けに書いています。
この記事を読むことで、近隣・隣人とのトラブルが解消でき、快適な生活を送ることができます。
私はこの岡山エリアで10年間以上、不動産業に従事しています。
現在は、
「賃貸管理・仲介」「売買買取・仲介」「テナント誘致」
「定期借地」「リフォーム・リノベーション」
「講師業(宅建)」「不動産コンサル(資産活用)」、
岡山・大阪を中心に「不動産投資」を行っています
★CPM(米国公認不動産管理士)が在籍する不動産屋★
「買いたい」
「借りたい」
「売りたい」「貸したい」
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私たちは不動産をロジカルな視点から
お客様それぞれの「想い」にお応えします。
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目次
コロナ禍で増えた騒音トラブル
コロナ禍で、居住スペースの騒音トラブルが増えた!と以前、お伝えしたように、店舗・テナント・事務所系も騒音トラブルが増えました。
しかし、コロナが落ち着いた昨今でも、騒音トラブルのクレームは一定数あります。
今回は、隣人同士のトラブルから、問題解決に向けてご紹介していきます。
隣人から機械音がうるさいとクレーム
弊社が管理している物件には様々な業種の方がいらっしゃいます。
その一つで、業務上、温度を低く保つために「室内」に業務用冷蔵庫を設置必須なお客様がいらっしゃいます。
※業種をいっちゃうと身バレしちゃうので控えさせていただきます。
その業務用冷蔵庫の「機械音がうるさい」とお隣のテナントさんからクレームが入ったそうです。
最初は、「隣の方(事務所系)からうるさいって言われたんです。管理会社として、ちょっと聞きに来てもらっていいですか?」とのご連絡があり、その時に初めて騒音トラブルがあることを知りました。
実際、現場に行き機械音を聞いたのですが、結論、私にとっては、許容範囲(笑)
念のために不動産オーナーにも現地を確認してもらい、結論、同じく、許容範囲(笑)
ちょっとモーター音が響くかな~っていう程度なので、これを改善するとなると、業務用冷蔵庫を「室外」に出すしかない。。
音の問題ってどこまで許せる?
実際問題、当事者にならないと、わかりません。
心中穏やかでないかもしれません。
裁判を起こす可能性があるかもしれません。
結論、「人それぞれでうるさいのレベルが異なる」ので、感覚の問題。
今回のように、私にとっては「許容範囲」だけど、隣人には「うるさい」と思うので、いつまでたっても平行線です。
じゃぁ、どこで落とし所をつけるか。ここからは管理会社の仕事です。
しっかりと判断するなら、数値(デシベル)を図ることもある
無理やり、責任の所在をはっきりさせるには、定量的判断をするしかありません。
ちなみに騒音を検証するための数値をdb(デシベル)と言います。
一般的な騒音範囲
0db~20db | 静か |
20db~40db | 通常の屋内の会話 |
60db~70db | ノイズ(電話のベル・騒々しい事務所・街) |
70db~90db | 非常に騒々しい |
90db~100db | 騒音と難聴の増加(大声の合唱・騒々しい工場の中) |
100db~120db | 耐えられない(電車が通る時のガード下) |
120db~ | 耳バグる |
1:騒音チェックアプリ
ネットを探せばたくさん出てきますが、結論、使えないです。
理由は、「誤差が大きすぎる」。
3つのアプリを試してみましたが、すべて数値が異なり、最大値で7.0db異なりました。
7.0dbも変われば、上記の騒音範囲がずれてしますので、使わない方がいいですね。
2:騒音計
正確に測りたい場合は、騒音計を使うしかありません。
警察が使っていたり、裁判所などに数値などが求められた場合は、下記のような騒音計を使用することをお勧めします。
デジタル騒音計
騒音に向けて、スイッチを作動させると、画面に数値が出ます。
これは、居住スペースでも使えるので、トラブル回避のために、1台持っておいてもいいかもしれませんね。
ちなみにですが、私、賃貸マンションに引越した際、上の階の人がうるさすぎて、引越2週間で、退去しましたよ。
この時に、きちんとした知識や経験、そして、このデジタル騒音計があったら、上の階の人を引っ越しさせることができたと思うと、悔しいですね😿(笑)
デジタル振動計
こちらは振動をチェックできる優れものです。
私たち管理会社は、「うるさい」の他に、「響く」というクレームもいただきます。
「響く」も個人差によるので、数値で検証するしかありません。
正直、私はまだ振動計は使ったことがありませんが、将来的に使う可能性があるかもしれません。
最終手段は争うことも
序盤でお伝えしたように、騒音は個人差で大小が異なり、落としどころが見つからないケースもあります。
そうなってくると、とことん争う形になり、最悪、裁判になりかねません。
これは、自分一人で防げることではありませんので、まずは、信頼できる人に相談してみること。
また、不動産会社や弁護士に相談することをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
騒音トラブルは賃貸物件トラブルで1番多いです。
だからこそ、穏便に・論理的に解決する術を知っておく必要があります。
管理会社に相談したけど解決してくれない!など、お困りの不動産オーナー様や入居者様はお気軽にご相談くださいませ。