突然ですが、
日本の国土は約37万8000㎢。
人口密度はアジアの中で10番目に多いといわれています。(ちなみに1位:マカオ、2位:シンガポール、3位:香港)
このように限られた国土の中で土地の仕入れをするのは、至難の業です。
ですので以前みたいに、分譲地が出てくることが少なくなり、土地を仕入れようとハウスメーカーや工務店、ビルダーさんが躍起になっています。
では、実際にはどうやって、土地仕入を行っているのか?
土地仕入れの方法
- ①遺産相続で引き継いだ土地を買い取り→解体
- ②戸建て賃貸住宅を買い取り→立ち退き→解体
- ③既存貸し駐車場を買い取り→解約
など、意外と方法は多いです。
しかし、元々更地ではないので、仕入れが高騰し、お客様に提供する時や、通常より、高い場合があります。
しかし、金額は従来と変わっていません。
それはなぜかというと、一区画を少しずつ小さくして調整しているだけです
先ほど挙げた三つの内容があくまで一例ですが、
この内容も需要があれば、私たち不動産業者が立ち退きのお手伝いをしたり、住宅用地として開発する場合があります。
しかし、エンドからは価格が高くなると、手が出せなくなり、
また、少子化が進み4LDKを求めていた家族が時代とともに変化し、3LDKでも問題がなくなってきているのが現状です。
また需要の内容が変われば、供給方法も変わります。
①遺産相続で引き継いだ土地を買い取り→解体
①の場合、遺産相続で取得した相続人は、あまり取得した不動産に興味がなく、
大体の場合、評価額での売買取引が多いです。
②戸建て賃貸住宅を買い取り→立ち退き→解体
②の場合、一番労力を要するのは、立ち退き業務です。
もちろん期限を設けます。
1ヶ月以内に退去してくれた場合→賃料6か月分の引っ越し代プレゼント
2ヶ月以内に退去してくれた場合→賃料4か月分の引っ越し代プレゼント
3ヶ月以内に退去してくれた場合→賃料2か月分の引っ越し代プレゼント
など、特典を付けてあげると、借主も非常に協力的に動いてくれます。
③既存貸し駐車場を買い取り→解約
③の場合、意外とすんなり解約してくれます。(近くに代替駐車場がある場合ですが・・・)
もちろん、イレギュラーなことが発生することもあります。
まずは、依頼人(オーナー)の意向をくみ取り、借主と共に一緒に望むカタチは何なのかをしっかり、ヒアリングすることが重要です。