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岡山の不動産ランキングという記事をよく目にするが、はたしてランキングなんてあるのか
このような記事を見かけて、思うことがあるので、今回記事にしています。
以前にも書きましたが、ランキングというのは難しいです。
ただ、各ジャンルごとの特徴は出せると思っていますので、以前そのような記事を書きました。
もしもランキングを作るとしたらどんな基準を考えるか
不動産業界って、ちょっと特殊で、他の業界とは大きく異なることが「2つ」あります。
- 1つ目:他社が扱っている不動産も紹介可能
- 2つ目:同業の不動産屋もお客様
要約すると「誰でもどの物件も扱うことが可能」なので、エンドユーザーからしたらどこに行っても一緒なのです。
つまり、商品の基準って考える必要はありません。
もちろん自社のみで物件を囲い込んでいる業者さんもいますが、内々の囲い込みでうまいく言っている業者さんは、私は知りません。
むしろ、昔は自社のみで行っていた不動産斡旋を今は全不動産業者へ協力をお願いしているケースが非常に多く見受けられます。
逆に、お客様は何を基準にして不動産会社を選んでいるのでしょうか?
2022年不動産情報サイト事業者連絡協議会の「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査の中で【不動産会社に求めるものは?】という質問で下記のような結果になりました。
内容を見てみると、ハード面ではなく、ソフト面での要望が多く占めています。
上記のことを鑑みると、3つの基準を設けることができます。
1:顧客ファースト
本当にお客様のことを考えて仕事をしているか
2:不動産知識量
要望に応えられる「対応」ができるのか
※民法や宅建業など法的な解釈、その対応策など
3:地域情報量
要望に応えられる「引き出し」があるのか
※よりお得に暮らせる情報を提供、より細かな物件の裏情報や地域情報を提供など
つまり、この3つが備わった担当者のいる不動産会社なら高確率で失敗しないということになります。
もちろん、上記3つ以外にも細かな点がありますが、「基準」という観点から考えると、この3点を抑えておけば問題ありません。
逆に、一番ダメな基準点としては一つだけ!
お金ファーストな担当者です。
これを感じた担当者は即帰りましょう。(笑)
不動産会社を探す上で、見るべきポイント
ランキング上位の会社って言われても、正直インターネットの情報を占めます。
しかし、インターネット上のランキングって実は広告会社にお金を支払ってランキングを作成してもらってるって知ってました?
同業者ならすぐにわかります。
「こんなのあり得ない!」っていうランキングが多数存在します。
じゃぁ、何を信じたらいいのか?
いくつかポイントがあります。
1:離職率が低い
こちらは会社レベルを図る際に、最適な項目です。
しかしエンドユーザーにそんな情報を取得することはできません。
どうしたらよいのか?
もし、その不動産会社に行った際は、担当者やそこの店長に在籍年数を聞いてみてください。
1年や2年で店長に抜擢されている不動産会社は離職率が高いです。
離職率が高い=ブラック企業の確立が高いため、お金ファーストの会社が多い傾向にあります。
ま、あくまで傾向ですので★
2:看板がきれい
これは、大前提だと思いますが、お店を運営していく上で、「清潔感」は必須です。
飲食店では、「トイレ」を見たら、会社風土がわかると言われています。
不動産でいうと、「店舗看板」です。
日が経つにつれて、外の看板が汚れてきたり色が薄くなったりします。
そのお店の目印にもなる「店舗看板」に異変に気付かないスタッフや経営者は、気づきの仕事なのにお客様に良いサービスができるはずがありません。
不動産って、ほぼ気づきの仕事です。
逆に言えば、「気づき力」を養えば不動産業ってやっていけます。
3:ITを積極的に導入している
不動産業界自体が非常にアナログ業界で、医療業界と同様に変革が必要な業界です。
だって、いまだに「FAX」を使っているんですよ(笑)
ITとは「Information Technology」でパソコンやスマートフォンなどの情報技術の総称を意味します。
つまり
- お客様とLineやZOOMをつかってコミュニケーション
- 従業員は自宅や職場でIoT(Internet of Things)を使用し便利さ追求
- 作業ごとはRPAなどを使って無駄を省く
など、上記内容を使いこなせているのか。
何故、「IT」を使いこなしている不動産会社がよいのか?
これは「会社が常に勉強し続けているのか」と「仕事環境の改善を行っているのか」という指標です。
勉強すれば時流は読めます。
正味、上記のIT達って、5年後は使いこなせて当たり前の時代になっています。
便利な世の中になり、お客様にサービス価値を提供するハードルが非常に高くなっています。
インターネット、スマートフォンの次にインフラ革命を起こすのは何か?と、議論されるぐらい「IT」は必要不可欠な存在です。
最後に
いかがだったでしょうか?
「こんなの行って見ないとわからないよ!」という方もいるかもしれませんが、簡単に見分ける方法として3つ挙げます。
1:Googleの口コミが4点以上
※口コミ数が不自然に多いのは疑いあり
2:看板・玄関周りがきれい
※お店に物件情報の紙を掲載している店舗はノルマ有
3:担当者が国家資格保有者
※メールやLineでやり取りしていればわかる
この3つはお店に行かずしてわかります。
次回はこの指標をもとに不動産会社ランキングをお伝えしていきます。