この記事は「賃貸物件を借りているけど、家財保険って必要あるの?また、どんなケースで家財保険が使えるの?」というような方向けに書いています。
この記事を読むことで、家財保険の知識を得ることができ、かつ、適切な家財保険を使用することができるようになります。
私はこの岡山エリアで10年間以上、不動産業に従事しています。
現在は、
「賃貸管理・仲介」「売買買取・仲介」「テナント誘致」
「定期借地」「リフォーム・リノベーション」
「講師業(宅建)」「不動産コンサル(資産活用)」、
岡山・大阪を中心に「不動産投資」を行っています
★CPM(米国公認不動産管理士)が在籍する不動産屋★
「買いたい」
「借りたい」
「売りたい」「貸したい」
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私たちは不動産をロジカルな視点から
お客様それぞれの「想い」にお応えします。
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目次
超危険!約1~2割の方が無保険のまま
賃貸住宅へお住いの場合、必ず、家財保険に加入されています。
だいたい2年もすると更新時期がやってきて、同時に家財保険も更新します。
しかし、振込忘れや口座残金不足により、家財保険の更新ができていないケースが2割程度あります。
もちろん、火災保険会社は更新できていなければ、再度、更新通知を入居者へ促しますが、2度3度も行いません。そんなことやってたらキリがないですからね💦
これにより毎年1~2割の入居者の方が、俗にいう、「無保険」で過ごしているということになります。とても怖いですよね。
一事故で、損害賠償額が700万円を超えることもありますので、家財保険は絶対加入しておいた方がいいです。
保険は何かあったときのための商品なので、無駄な費用を支払いたくないという気持ちもわからないでもないですが、住宅による家財保険の事故は、支払い金額以上のメリットがあります。
漏水による事故が一番多い!
今回は「漏水」に焦点を当ててお話をしていきます。なぜ「漏水」なのか?
単純に「火災」による事故よりも「漏水」事故件数が圧倒的に多いからです。
家財保険による事故件数割合ランキング
- 1位:漏水
- 2位:破損・汚損
- 3位:風災・ひょう災・雪災
- 4位:その他
- 5位:火災
ちなみにですが、
5位の「火災」によって事故が発生したケースは、私、10年以上の不動産管理を行っていますが、1度しかありません。
その他、台風時期になると、3位の「風災」保険も使いますが、これも2年に1度程度です。
2位の「破損・汚損」は多いですね。
特に20年以上経過した物件になると、あらゆるケースで家財保険が使えるか保険会社へ相談します。
また、自転車の盗難などにも使えるので、他の保険商品より使えるんじゃないのかな。。
保険嫌いの2CH創設者「ひ◯ゆきさん」にもおすすめしたい商品です。
漏水が起こる3大原因
集合住宅における漏水事故は、大規模な損害に至る可能性があり、階下等への多大な迷惑や損害賠償につながります。
特に、漏水事故の中でも3大原因と言われている事例があります
1:水の止め忘れ
- 洗面所の水を出しっぱなしで出かけてしまい、洗面台の排水口の栓が途中で閉まったのか、水があふれて、階下へ漏水。
- お風呂へ入っているときに心臓発作を起こし、水が出しっぱなしとなったため階下の事務所に水漏れ。備品等に被害あり。
このように、お風呂と洗面台での漏水事故がもっとも多いです。
2:排水詰まり
- 浴室の排水を詰まらせオーバーフロー。自室の床、階下等の被害拡大。
- ユニットバスの排水が髪の毛で詰まっており、ユニットからオーバーフローし階下に漏水。
排水に至ってはどの箇所にも言えることです。
排水の詰まりについては定期的に点検することをおすすめします。
3:洗濯機の排水ホース外れ
- 洗濯機の排水ホースが外れ、大量の放水があり、自室と階下に被害。
- きちんと繋がっていた洗濯機の排水ホースが、何かの拍子に排水ホースが誤って外れてしまったことに気づかず選択し、階下内装、家財に被害
洗濯機の排水量は限りがあるので、他の箇所の漏水よりは被害は小さめです。
しかしながら、洗濯機の排水ホースについて取付状況を定期的に点検し、古いもの不具合のあるものは交換するようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
上記の例はあくまで一例です。
一般的に火災保険への加入は約1万円/年になります。
それに対して、漏水による事故の損害賠償額は規模にもよりますが、約50万円~700万円になります。
冒頭にも紹介しました、「無保険」場合、この700万円の損害賠償請求は実費にて支払う羽目になるため、人生積んでしまいかねません。
漏水事故が発生しないために、
- 排水の定期的な掃除
- 古い排水ホースは交換
まずこの2点を注意して確認するようにしてみるとよいかと思います。