住宅ローン借り入れを行うとき、「ネット銀行」と「地方銀行」、どちらがお得??
こんな疑問をお持ちでないでしょうか?
この記事では、
- 新しく住宅ローンの借入を行おうと考えている方
- 既に住宅ローンの借入を行っているが、借り換えを検討中の方
へ向けて、お得な借り入れ方法について、お伝えしていきます。
この記事を読むことで、住宅ローンの支払金額を下げることが出来たり、借り入れに関する将来の不安を解消することができます。
目次
「ネット銀行」と「地方銀行」はどちらがお得?
住宅ローン借り入れのために利用する銀行を選ぶ際に浮かんでくる疑問、
「ネット銀行」と「地方銀行」ではどちらがお得??というテーマは、
不動産業界の中で永遠のテーマの1つです。
(余談ですが、「一生、賃貸住宅に住む」or「早めにマイホーム購入」かはどっちがお得?などと言ったテーマも、永遠のテーマのひとつです)
一般的なお話をすると、住宅を購入する際、約98%以上の方が「住宅ローンの借り入れ」を検討します。
一昔前なら、お客様のメインバンクor給与振込先などの情報をお伺いして、地方銀行か、メガバンクさんの仮審査を受けることが通例でした。
しかし、近年、インターネットを通じた新しいサービスが普及する中で、「ネット銀行」という金融機関が現れて、地方銀行を破滅させる脅威になりました。
そのため、「地銀は必要なのか?」といった疑問が、たびたび雑誌やメディアでも取り上げられています。
とはいえ、「ネット銀行」はまだ聞きなれていないお客様も多く、住宅ローンの借り入れ先として選ばれる方は少ないです。
今回は、そんなネット銀行のメリットとデメリットを深堀します。
ネット銀行のメリット
1:圧倒的な低金利
一番のメリットは「低金利」です。
メガバンクと比べても金利が低く、地方銀行だと、平均して約0.4%の差異が生じます。
下記の場合でシミュレーションしてみます。
(例)
- 借入金額:4000万円
- 借入期間:35年
- ネット銀行金利:0.3%
- 地方銀行:0.7%
■ネット銀行の場合
利息分: 2,141,540円
■地方銀行の場合
利息分: 5,111,360円
∴差額:2,969,820円
35年間の借り入れで、約300百万円もの金額が変わってきます。
この差はかなり大きいですよね。
金利だけを見ると、圧倒的にネット銀行がお得です!
地銀も、ネット銀行対策として、ネット銀行対抗金利を一部、新商品として売り出しています。
立ち位置的に
地銀とネット銀行の中間銀行
■特徴
・融資手数料を先に現金支払い
・金利を 約0.3% DOWN(本家ネット銀行の金利には敵わないですwww)
・面前でも対応可能
金融機関によっても金利差が大きいのでモゲチェックというサイトで金利チェック するのもいいかもしれません。
2:ATMや振込手数料が無料or安く抑えられる
ネット銀行は名前の通り、インターネットで決済を行います。
スマホやPCを使って行うため、通常は人件費がかかりません。
そのため、ATMや振込での手数料が無料だったり、安く抑えることが可能です。
特に、昨今は忙しい若者たちはインターネットによってすべてが完結できる仕組みを好みます。
私もその一人ですが、非常に便利と感じますね。
3:店舗に行かなくても口座が開設できる
ネット銀行はスマホ一台で、口座が開設できます。本人確認も写メを送信。
ただし、現住所確認のため、自宅に郵送物が届くことが多いです。(※ここだけアナログ(笑))
4:ポイント付与率が高い
ネット銀行は様々な業態が参加している場合が多く、インフラ業・旅行業・小売業など様々です。
買い物によってポイントが付与される場合が多く、かつ、ポイント付与率も地方銀行より、圧倒的に高いです。
知らない間に、1,000ポイント貯まってる!ということも珍しくありません。
これ、地味に嬉しいですよね。
私は楽天ユーザーですが、いつの間にかポイントが貯まって、得した気分になります。
ネット銀行のデメリット
1:実店舗が無い
これは、現代のお客様にとって、そこまで大きなデメリットではないですが、私たち、不動産業やハウスメーカーの建築業にとって、店舗が無いということは非常に不便です。
また、人がいないので、実演交渉事ができないということも大変不便です。
お客様にとっても、何かあった際は、人ではなくメールで質問やチャットでの対応になります。
もちろん、人がいないため、金利交渉も受け付けてくれません。
「他行に乗り換えるので・・・」といった、実演交渉ができないため、金利が上がったときは苦労するかもしれませんね。
2:住宅ローンの審査が厳しい
金融機関にもよりますが、比較的、住宅ローンの審査は厳しいです。
審査が通らないわけではないのですが、借入希望額の「減額」提示や、金利の「上乗せ」の条件が付いたりすることが多いです。
属性が良い方にとっては、ネット銀行のほうがお得と感じる方が多いです。
3:引落口座や振込口座に設定できないケースがある
主要なインフラ関連はネット銀行に対応してきていますが、その他の自動引落の際に口座を設定しようとした際に、「あれ?自分のネット銀行が無い!」といったように、ネット銀行と提携していないケースもあります。
引落などは、一元化したほうが楽なのですが、無いものはしょうがない、と割り切るしかないです。
時間が経過するとともに、提携金融機関は増えてくると思われます。
4:万が一の時は「自己責任」
人がいないため、万が一の際は、自己責任になります。
IDやパスワードがわからない→ネット銀行に問い合わせ→対応時間外なら、使えない
犯罪に巻き込まれた→→ネット銀行に問い合わせ→対応時間外なら、リスク大
といったように、地方銀行のように人がいれば即対応できることも、ネット銀行の場合だと、対応できないこともあります。
ネットを介すことによって、少なからず、リスクは高まります。
以前もネット障害などがあったように、インターネット障害が発生すると、一切利用できなくなるので、そこもリスクですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ネット銀行のメリデメを見ていくと、その方の考え方次第かと思われます。
私の場合は実店舗があるほうが安心なのでネット銀行は利用しませんが、とりあえず、金利がどんなもんかを確認する際に、使います。
ネット銀行の金利をチェックする際に、モゲチェックというサイトあります。
こちらで金利をチェックし、借入や借換の際に使ってみたら、人生支払金額が大幅に安くなるかもしれませんね。