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【完全ガイド】公式LINEアカウントのリッチメニュー作成手順と活用戦略

  • 2024.10.11
  • ITツール

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こんにちは。

以前ご紹介したオフィシャルLINEの活用方法に関する記事が多くの方にご覧いただけたため、さらに詳しい記事を作成することにしました。

今回は、オフィシャルLINE(公式LINE)のリッチメニュー作成手順と効果的な活用方法についてご紹介します。
リッチメニューは、LINEアプリ下部に表示されるメニューで、ユーザーエンゲージメントを高め、スムーズなナビゲーションを提供する強力なツールです。

■リッチメニューとは

リッチメニューは、オフィシャルLINEアカウントのトーク画面下部に常時表示されるカスタマイズ可能なメニューです。
画像とテキストを組み合わせて、ユーザーが簡単にアクセスできる機能やコンテンツへのショートカットを提供します。

例1

例2

■リッチメニューの重要性

リッチメニューは以下の理由から、オフィシャルLINE運用において非常に重要です

  •  ユーザビリティの向上
    主要な機能やコンテンツへの素早いアクセスを提供し、ユーザー体験を向上させます。

  • ブランドイメージの強化
    視覚的に魅力的なデザインにより、ブランドイメージを強化できます。

  • コンバージョン率の向上
    目的のアクションへの誘導を効果的に行い、コンバージョン率を高めます。

  • 情報の整理
    重要な情報や機能を整理して表示することで、ユーザーの混乱を防ぎます。

  • カスタマイズ性
    ビジネスのニーズに合わせて自由にデザイン機能をカスタマイズできます。

■リッチメニュー作成の手順

では、実際にリッチメニューを作成する手順を詳しく見ていきましょう。

 

1:あいさつメッセージ作成

リッチメニュー作成の前に、前段階があります。

まずは、メッセージ設定を行います。

皆さん、友だち登録したオフィシャルLINEからメッセージが送られてきたことありませんか?

そのメッセージの設定を下記から行います。

すると、テンプレートが記載されたメッセージが出てきます。

こちらを自分の目的・内容に変更していきます。

今回は【賢者の相続】という相続に特化した専門家集団のLINE構築を依頼されたので、こちらを例にとって解説していきます。

メッセージ作成のポイント

  • 訴求したい目的を記載
  • 詳しいページ(HPやLP)に誘導線
  • 絵文字でわかりやすく表現

 

2:特典作成

次に行うのが、特典作成です。
※特典等が特にないよ~っていう方はこの「2」は飛ばしてください。

①商品選定

作成といっても、何も商品・情報が無ければ、特典を作ることすらできませんので、まずは特典の商品・情報選定が必要になります。

例えば、
飲食店:初回来店ワンドリンクサービス
リラクゼーション:○○に効くツボmap
HP作成:LP作成の簡易テンプレート

など、それぞれの企業で特典を検討してください。

例として、今回、【賢者の相続】は「相続に強い弁護士の30分無料相談券」を特典として提供します。

②カードメッセージ作成

商品が決まったら、次はオフィシャルLINEに商品を視覚化していきます。

次に、カードタイプを選択

今回は、商品提供していくので「プロダクト」を選択していきます。

次に、カード内容の詳細を作っていきます。

  • タグ:左上に表示
    わかりやすい表現が好ましいです

  • カードタイトル
    どんな商品なのか端的に説明しましょう
  • アクション
    次に何をしたらよいのか、テキストで表現します

③:写真(画像)作成

四角の黄色で囲っているところは、写真(画像)が必要になります。
視覚から感情が動くので、この③は特に重要な位置づけになります。

今回は専門家が解説しているので、画像の加工やサイズ感など、詳しくは下記のインスタから確認してください。

 
 
 
 
 
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この写真(画像)を追加すると、メッセージカードの設定は完了です。

 

今回作ったのはこんな感じです。

※サイズなどを計算してつくられているので、余白が多いです

3:応答メッセージ作成

次は、2で作成した特典をユーザーに提供する流れをお伝えします。

①:クリックした際のキーワード設定

画像のように「応答メッセージ」をクリックすると、右上に「作成」ボタンが出てきますので次のステップです

②:キーワードの紐づけ

次に緑枠と赤枠を入力していきます。

  • タイトル
    ここは自分で分かりやすいタイトルでOKです。

  • 応答設定
    ここをクリックした際、ユーザーにキーワードが自動で打ち込まれます。
    私たちは決まったキーワードで自動対応するために、タイトルと同じキーワードを入力します。

  • メッセージ設定
    今回はユーザーが特典ボタンをクリックした際に「テキスト」を自動返答する内容を入力します。

こちらを画像などに設定することも可能です。

③:チャットの応答設定

おそらく、初めて使う時、キーワードを紐付けしても自動メッセージが流れないと思われます。

下図のように、管理画面の右上の「設定」をクリックしてください。

次に「チャットの応答方法」の「応答方法」で、初期設定では「手動チャット」になっているかと思われます。

ここを「手動チャット+応答メッセージ」にチェックしてください。

これで、設定は完了です。

※こちらは初回のみの設定になりますので、1度行えば問題ありません。

 

4:リッチメニュー作成

ようやくここで、最も重要な項目が現れました。
最初に設定&作成した際は、道のりが長すぎで挫折しそうになりました。
けど、この記事があれば、2時間で完成できます。

①:メニュー項目の選定

まずは、左のバーから「リッチメッセージ」を選択

タイトルは分かりやすい名前で入力
表示期間は適当でOK

次の「コンテンツ設定」の緑枠のテンプレートを選択していきます。

テンプレートにはたくさんの種類があります。

上記の図のように最大で6つ。
つまり最大6つの商品や情報を伝えることが出来るので、じっくり吟味しましょう。

メニュー項目が多すぎると見えずらいという意見もあるので、見せ方は工夫する必要があります。

②:リッチメニュー画像の作成

続いて、メニュー画像の作成です。

前述でお伝えした「リッチメニューの重要性」にもあったように、
LINEという強力なツールに視覚的に商品・情報を伝えられる重要な位置付けになります。

これは1番重要なカテゴリーです。
なぜなら、お店のメニュー表になりますので、しっかりと社内・店内で検討してください。

 

ちなみに、【賢者の相続】はこのようなリッチメニューです。

リッチメニュー作りのポイント

  • 何を伝えたいか
  • わかりやすく
  • タップをしやすい仕掛け
  • スマホに表示されたときのプレビュー

 

リッチメニューは正直、自分でやるか、プロに頼むか迷うところです。
私たちは、PCスキルをある程度持ち合わせているので、会社で作りあげました。ただ、あまりパソコンに自信がない方は、プロに任せた方が手っ取り早いです。設定費用・画像作成も込みで5万円~20万円じゃないかなぁ。

詳しくは、先ほど登場したインスタ・canvaのきいろ先生に相談してみてください。

ちなみに上記のリッチメニュー画像はCanva(キャンバ)で作りました。

キャンバにはテンプレートがたくさんあるので、良かったら使ってみてください。

③:アクション設定

リッチメニューの画像が完成したら、下記のようにアクション画面が出てきます。

今回、6分割のテンプレートを選択したので、A~Fまでアクションを設定することが出来ます。

まず、「アクション」のA「タイプ」を選択します。

タイプをクリックするとプルダウン形式になっていて、今回はユーザーがリッチメニューのAをタップしたら、テキストが流れるように設定したいので、「タイプ」を「テキスト」選択。

テキストを「賢者のメンバー選択」と記入すると、実際のユーザーのLINEに同じテキストが流れます。

これは「2」の特典作成でもあったように後の「応答メッセージ」で紹介したように、キーワードの紐付け設定に必要なので、【「賢者のメンバー選択」】というテキストをどこかでメモをしておいて下さい。

 

5:応答メッセージ作成(2回目)

ここは「3」と同じ作業を行うので、割愛!

 

6:プロフィール作成

設定終了まで、あと少しです。

次に、プロフィールの設定です。

下記図のように「プロフィール」をクリックしてください。

次に各項目を設定してきます。
正直、こちらは各企業・お店によって取組が異なるので、ご自身にあった内容の設定をしていきます。

上図の赤枠欄を好きなように設定していきます。

その他多数設定が必要になるので、面倒くさい方は下記のようなテンプレートがあるので、それを活用することをおススメします。

テンプレートは、
上図の「+パーツ追加」をクリック

「テンプレートを選択」で簡単に設定できます。

そしてされたプロフィール画面がこちらになります。

  • トップ画像を追加
  • LINE電話を追加
  • Instagramアカウント紐づけ
  • その他詳細を入力

これでプロフィール設定は完了です。

 

7:活用戦略

①ターゲット

まずは、ターゲット層を明確に定義し、彼らのニーズや行動パターンを深く理解することが重要です。

例)
eコマース企業:「新着商品」「セール情報」「マイページ」などのメニューが効果的になるかと思われます。
飲食店:「メニュー」「予約」「クーポン」といった項目が有用です。

ユーザーが求める情報に素早くアクセスできるよう、直感的な操作性を重視しましょう。

②訴求効果

シーズンやイベントに合わせてリッチメニューを更新することで、常に新鮮な印象を与えることができます。
例えば、クリスマスシーズンには特別メニューやギフト情報を前面に出すなど、時期に応じた柔軟な対応が可能です。

「今すぐ購入」「予約する」などの明確なコールトゥアクションを設置することで、コンバージョン率の向上が期待できます。

③SNSや他マーケティングチャネルとの連携

例えば、Instagram広告からLINE公式アカウントへの誘導を行い、リッチメニューを通じて詳細情報を提供するといった流れを作ることができます。
これにより、一貫性のあるマーケティングメッセージを届けることが可能になります。

④ユーザー行動分析とA/Bテスト

リッチメニューの効果を最大化するには、継続的な分析と改善が不可欠です。
ユーザーの行動データを詳細に分析し、どのメニュー項目が最も人気があるか、どの時間帯にアクセスが集中するかなどを把握します。
これらの情報を基に、A/Bテストを実施し、最適なデザインや構成を見つけ出します。

例)異なるデザインや文言を使用した2種類のリッチメニューを用意
それぞれの効果を比較(クリック率やコンバージョン率など)。

このプロセスを繰り返すことで、徐々に最適化されたリッチメニューを実現できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

企業やお店をやっている以上、オフィシャルLINEは必要不可欠ツールになっています。

デジタル進化はますます加速します。

ご質問やさらに詳しい情報が必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。

皆様のビジネスの成功を心よりお祈りしております。

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Writer この記事を書いた人

柴山貴志

株式会社キータウン 代表取締役

「管理」という言葉に漠然と興味があり、2009年に業界へ転身。「賃貸仲介」「賃貸管理」「リノベーション」「売買仲介」「賃貸経営」「WEB戦略」「テナント誘致」「企業セミナー講師」「宅建講師」「不動産コンサル」「調停員登録」、不動産全般をこなす。

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