この記事は「賃貸マンション・アパート・店舗・事務所のエアコンが壊れてしまった!解決したい!」というような方向けに書いています。
この記事を読むことで、エアコントラブルの責任所在が分かり、問題を解決することができます。
私はこの岡山エリアで10年間以上、不動産業に従事しています。
現在は、
「賃貸管理・仲介」「売買買取・仲介」「テナント誘致」
「定期借地」「リフォーム・リノベーション」
「講師業(宅建)」「不動産コンサル(資産活用)」、
岡山・大阪を中心に「不動産投資」を行っています
★CPM(米国公認不動産管理士)が在籍する不動産屋★
「買いたい」
「借りたい」
「売りたい」「貸したい」
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私たちは不動産をロジカルな視点から
お客様それぞれの「想い」にお応えします。
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目次
トラブルが発生したら、まずは賃貸借契約書を確認
近年、賃貸物件のエアコンクレームが増えており、特に、故障時の対応について、借主と貸主の間でトラブルが発生しています。
もし、エアコンの調子が悪いと思ったらまずは、不動産管理会社へ連絡しましょう。
その後、修理費用や取換費用の話になりますが、
大原則として、エアコンの責任所在は、「契約時の契約内容」によって異なります。
【賃貸】居宅の場合
修理負担:貸主(大家さん)
入居当時から設置されていたエアコンであれば、契約書上「設備」の可能性が高いので、大家さん負担で修理や買い替えをしてくれることが多いです。
しかし、戸建て賃貸の場合、「残置物」として契約時に説明を受けているエアコンに関しては、設備に含まれていないケースがあります。
また、自分で持ち込んだエアコンもすべて実費になります。
これは契約書を改めて見直す必要があるかと思われます。
【賃貸】オフィス・店舗・事務所の場合
修理負担:借主(入居者さん)
おそらく契約時に説明を受けていると思われますが、テナント、オフィスなどは借主の実費の場合が多いです。
特に残置物扱いになっているケースが多いと思われますので、こちらも、契約書を見直してみてください。
業務用エアコンが設置されているケースは特に修理費用や取替費用が高額なため、一度、貸主に相談してみてもいいですね。
稀に、いくらか負担していただける場合があるので、ダメもとで交渉してみましょう。
家庭用エアコンと、業務用エアコン、どちらがお得?
結論から申し上げると、小規模オフィスの場合は、家庭用の大容量エアコンに切替ることがおすすめです!
ビル全体一帯の業務用エアコンを除いて、業務用エアコンを使用している賃貸オフィスの場合、その業務用エアコンが壊れた場合、基本的には借主が実費負担になります。
その時、初めて、借主は「え?そうなの?😨」といった顔になるほど、その時のコストがバカ高いです!
比較!家庭用エアコン vs 業務用エアコン
1:設置工事費用
- 業務用エアコン:約4万円~40万円
- 家庭用エアコン:約1万円~5万円
※エアコンの大きさや設置する場所によって大きく異なります。
2:本体価格
業務用エアコン【3馬力=16畳~20畳】の場合
- ¥255,000
家庭用エアコン【3馬力=16畳~20畳】の場合
- ¥139,600
上記一例でもわかるように、約10万円ほどの差があります。(調査時:2022年8月)
3:ランニングコスト
使用するにあたっての電気料金のランニングコストですが、
業務用エアコンを仮に「1」とすると、家庭用エアコン:約1.2~1.4倍
※こちらは、電力会社によって異なるため、はっきりした数値が出せませんが、一例としてお考えください。
使用単価は業務用エアコンが安いのですが、
これに3相動力の基本料金が上乗せされるため、どっちがお得!ということがはっきり言えないですね。
エアコンを販売している知り合いが言っていましたが、
- 「今、家庭用のエアコンってどんどんクオリティが上がってきていているので、場所によっては家庭用エアコンで十分」
とのことでした。。。
導入コストも安いし、手軽なので、絶対に家庭用エアコンがオススメですね!
現代ではエアコン設置「9割」超え
余談ですが皆さん、ご自宅やオフィスにエアコンは設置されていますでしょうか?
今となれば、エアコンをつけて生活することが当たり前といったように、エアコンは非常に重要な白物家電になりました。
正式名称
※エアコン:エアーコンディショナー( 冷房・暖房の両方ともできるのが一般的)
※クーラーっていう言葉もありますが、クーラーは冷房専用を意味します。
主要耐久消費財の普及率の推移(二人以上の世帯) 内閣府消費動向調査 令和3年(2021年)3月分
上記内閣府のデータによると、2021年3月分の消費動向調査では、
2人以上の世帯でエアコンの普及・保有率は、2021年時点で「92.2%」。
世帯の9割以上が保有しています。現代ではもはや、当たり前ですよね。
世界中で温暖化が叫ばれ、夏は熱中症が増え、もう、エアコン設置は必須事項ですね。
でも、統計開始時の1983年のエアコン普及・保有率は「50.0%」って、2世帯に1世帯しかエアコンが設置されていないとか、今では考えられないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
エアコンの調子が悪いなと思ったら、まずは不動産管理会社に連絡しましょう。
もしも費用面で心配があるなら、契約時の賃貸借契約書を確認してから連絡するのも良いかもしれませんね。