離婚相談は相変わらず多いです。
コロナ前もコロナ後も、弊社では離婚件数自体は、肌感覚ではありますが、さほど変わりがないように感じます。
特に、不動産を(自分or相手が)所有されている方の離婚の相談が多いので、その中で、毎回話す内容3つのポイントを説明します。
1:ネットバンキングの開設をして、お金の管理を安全に
家族のお金は夫婦共有、各々別通帳と、様々ですが、離婚時に一番揉めるのはやはり「お金」です。
急いで、通帳を整理したところで、跡をたどっていけば、お金の流れは一目瞭然でわかってしまいます。 弁護士の職権で、金融機関の調査を行うこともできるので、悪あがきはやめましょう。
それよりも、新しい口座を開設して、そこでお金を管理したほうがよいです。
しかも、「ネットバンク」で!
何故なら、ネットバンクは世の中に多数あり、弁護士もある程度の金融機関は調査あるいは、検討がつくのですが、ネットバンクは目に見えない銀行であり、動きを追おうと思っても、中々尻尾をつかむことが出来ません。 もちろん、100%安全でというわけではありませんが、近所の金融機関で新しい口座を開設するよりも「安全」は間違いないです。
2:不動産の借り入れ残債チェック
借入を行っていない場合は、とばしてくれてOKですが、まずは、現状を把握する為に、不動産の借り入れ残債がわかる資料を取り寄せましょう。
借入している金融機関に連絡し、残債表をもらうのですが、ここで注意しなければならないので、相手方に知られてしまうと、こちらの動きがわかってしまうので、決して、自宅に残債表を送ってもらわないようにしましょう。
必ず、その金融機関に取りに行くか、職場に送ってもらうように指定しましょう。
3:不動産の査定
査定はどこで行っても大丈夫です。大体の金額がわかればいいので。
一括査定サイトに登録してもよいですが、その後の営業電話連絡がしつこいので、あまりお勧めはしません。
査定を行ってもらうお勧めの業者・担当者は
秘密を必ず守る
中々この部分を判断するのは難しいと思われますが、口コミサイトなどで判断するか、あるいは、知り合いやツテで探すしかありません。
※「秘密厳守」っていう人を見つけるのは、サイトは広告に書いてあっても信用してはいけません
担当者の知識、経験が豊富
離婚は様々なケースがあり、その場その場で判断をしていく必要があります。 一概に、「○○をしたら勝てる」というわけではありません。 総合的に判断をしていくので、最低限の知識が必要になってきます
担当者に離婚歴がある
これは一番重要なポイント。離婚の相談をする際には、相手の心情を理解する為にも離婚経験がある担当者をつかまえてください。ましては、離婚歴のない、かつ、新婚ホヤホヤの担当者に相談すると、あなたの大変さなんて一ミリも理解できません。それよりか、離婚しないで、復縁してください!と言われるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回の3つのポイントはどれも簡単にできる内容です。
結局のところ、離婚時に揉めるのは「お金」の部分になります。 その中で「不動産」は多くの人が一番の資産になりますので、その資産の一部を今後の人生に生かすかどうかは、この離婚準備にかかっています。
離婚で悩まれている方がいらっしゃったら、お気軽にご相談ください。
私も離婚で苦しんだ一人です。 少しでもそのような人を助けたいたいと心から思っています。 私も離婚時に助けてもらった人がいるように、今度は私が助ける番です。
家族に相談できないこともお聞きします。 不動産に限らず、そのほか、知りたいことがあれば、なんでもご相談ください。